就業規則は、労使間の約束を取決めたルール~社内憲法のようなものであり、労使紛争・トラブルが発生した場合の、また、防止のための重要なツールなのです。
しかし、そのような認識が希薄であるために、作成自体していなかったり、法改正等を知らずに規定変更していない企業がまだまだ見受けられます。
また、時間外労働に対する割増賃金の支給、年次有給休暇付与などといった、会社にとって煩わしい権利を主張されることを避けるために作成しなかったり、あるいは、作成したとしても労働者には周知をせず非公開としている場合もあります。
しかしながら、そのような状況が看過されてきたのは以前までのことで、バブル崩壊以降、終身雇用制度、年功型賃金制度等の日本型経営システムの機能低下に伴い、労使間の信頼関係も低下、労働紛争・トラブルが激増しており就業規則の整備・点検の重要性が高まっています。
また、従来、労働者は労働法規などの知識・情報には疎いところがありましたが、インターネットの普及とともに労働法規・情報を提供するサイトがネット上に数多く現れ、様々な知識・情報を簡単に入手することができる時代となりました。そういった、情報化社会の到来、インターネットの普及が労働紛争・トラブルの増加に拍車をかけています。
就業規則の作成や周知をおこなうと、「労働者の主張可能な権利が明らかになってしまう」などと考えているのは経営者だけで、労働者はすでに多くの知識・情報を収集し、自己防衛力を高めています。
こうした労働者の権利意識の変化から会社を守るため、増加傾向にある労働紛争・トラブルから会社を守るためには、様々なリスクに対応可能な就業規則が必要不可欠なものとなってきています。
むしろ、就業規則の作成・整備・点検を行わないことの方が大きなリスクを抱えてしまうことになるのです。
就業規則について不安を持たれている経営者は、是非お気軽にご相談ください。
御社の労務リスクについてお調べし、会社を守る「鉄壁の就業規則」をオーダーメイドにて作成いたします。
※当事務所の就業規則は、作成のご依頼を受けたからといって、一方的に当事務所の方針のみで作成するもので
はございません。
それぞれの経営者様の方針・理念等を第一に反映し、その中において最大限のリスクマネジメントを踏まえたオー
ダーメイド型の就業規則です。